a room with a view

眺めのいい部屋




直径7ミリ。

鳴子こけしの実演を眺めていた。
首を回すと「キュッキュ」と音が鳴るのが鳴子こけしの特徴らしいが、首がなるから鳴子なのではなく、ここの地名が鳴子。

ろくろに組まれた木の先になにか細工をしているのはわかるが、絵筆の先が一体どこに乗せられているのか、刃が木にどんな形を作っていっているのか、細かすぎてなにもわからない。
見入るも何も「?」。
工房の細かい木屑に少し鼻をやられ。

小さな先っぽがポロッと削り取られ、ただぼんやり見ていた子供に「はい」と手渡された。それが、この独楽だった。
ちょいちょいと職人の手でできたものは、細い細い線で色づけされた、そしてきちんと回るおもちゃ。
わたしの大きな手ではうまく回すことができず、子供のほうがはるかにうまく操る。
こんなに小粒なのに、それはそれは長く回る。


<< >>